新しい命と私たちの記録

結婚して5年が経ちました。新しい命を待ち望み香港で不妊治療中

Cycle17-18 流産後のお休み 専門医受診 その3

Cycle17(流産後2回目の生理からの周期)は、血液学専門医と自然療法専門医の診察の2回目がありました。2回目のこともそれぞれのドクターの1回目の診察の記事に含んでいます。

Cycle18(流産後3回目の生理からの周期)に、日本の習慣流産の専門医の診察を受けに、日本へ行ってきました。クリニックは新横浜です。といえばもうどこに行ったかわかると思います。

 

 綺麗な駅を出て5分ほどでクリニックに到着です。

私は少し早く到着しましたが、近くにカフェもあるしコンビニもあるし、駅内にレストランもあって、早めに到着しても全く困らない環境です。

 

受付で予め記入していた問診票と保険証、これまでの検査結果を渡します。番号札を渡されます。診察の順番が来たり、採血の時もその番号で呼ばれるとのこと。

10分程待ったでしょうか、すぐに自分の番が来ました。

 

ドクターにこれまでのことを詳しく伝えます。

その後超音波で子宮や卵巣を検査、子宮内の血液の流れを確認して頂きました。

超音波検査では問題なく、血流も良いとのこと。一安心です。

 

血液検査をこのクリニックでもするかどうかについてですが、すでに香港でもしているので、免除される項目もあるかなと思っていましたが、先生は全部ここでやりましょうとのことでした。

香港でやった血液検査は先生に言わせると「マニアック過ぎる」(苦笑)そうです。

先生が全部とおっしゃるのであれば是非全部!と思っていましたので、すぐに「はい、お願いします!」と返事しました。

 

その後すぐに採血しました。香港では本当に何本にも渡って採血しましたが、それに比べると本当に少しでよくすぐに終了しました。

 

10万円超えの料金を支払い、結果を聞きにくる予約を入れ終了です。

何が問題なのか、この先生からの結果を聞いて納得したい!次こそは!という思いが本当に強かったので、値段はもう気にしていませんでした。飛行機代もホテル代も入れたら相当かかっていますが、もうマヒしていたんだと思います。

 

結果は次回の記事にて。

Cycle16 流産後のお休み 専門医受診 その2

Hematology(血液学)専門医のドクターの診察を受けてから10日後くらいに受診したのが、Naturopath(自然療法)専門医でした。

このクリニックは、まず20分の電話での診察?質問?をすることができ、私はそこでドクターを紹介してもらいました。コラムをみてこのクリニックを見つけ(前前記事に記載しています)、そのコラムの方のドクターの受診を考えている旨を伝えましたが、私の状況を聞いてその方は別のドクターを勧めて下さいました。不妊・不育に強い先生とのことで、勧められたドクターにしました。

予約が取れたのは3週間後くらいでした。(いつでも良ければもっと早い日程でも取れたようです。)

 

若い女性のドクターです。

診察には夫も一緒に来てくれました。クリニックには20分程早く到着しました(初診なのですることはいっぱいあるだろうと思って)。20分は全く無駄にならず、IDやら名前やらの記入の後、とっても長い質問用紙に記入する必要もありました。記入が全て終わって一息ついたかついてないかくらいで順番がきました。

血液学専門医の時と同じく、検査結果を全て持っていきました。これまでのことを話し、出産を希望していることを伝えました。

先生は私の生活を朝から夜まで、また寝ている時のことまで本当に詳しく聞いていきます。何時に起きるか、寝起きはスッキリしているか、していなければどんな感じなのか、ということから、朝は何を食べるか、家で作ったものか外なのか、オーガニックかそうでないのか・・・・仕事のストレスはどれくらいあるか、座っているか立っているか(何割の時間座っているか等)・・・等、かなり詳しく聞かれました。

このドクターは中医の資格もあるため、舌を見せる&脈の確認もして下さいました。

 

結果、私に元気(エネルギー)がないこと。身体全体の血の流れやがあまりよくないこと、また血そのものも足りていないだろうと。睡眠の質が良くない。これらを改善させるのに役立つ漢方を出しますとのこと。

 

MTHFRの検査はまだしていないことを伝えると、このクリニックでも受けられるから受けてみると良いよ、とのこと。これ次第で葉酸の摂取方法に大きな違いが出るからです。はっきりさせたいので受けることにしました(血液学のドクターは受けなくてもいいと言っていましたが)。

MTHFR(メチル化テトラヒドロ葉酸塩還元酵素)を自分で説明できる自信がないので、下記説明の一例をご案内します。血液学の先生は、正常でない人の方が多いと言っていたと記憶していますが、これは私の記憶違いの可能性大です。下記のドクターのブログだと人工の5%が欠損状況にあると記載してあります。

葉酸と葉酸塩?|Dr.Oz 自然療法専門医のひとりごと。

 

食べ物については、農薬汚染がひどい食べ物リストと大丈夫なものリストを教えてもらい(この記事の一番下に書いておきます)、汚染がひどいものはできるだけオーガニックを買ったり、しっかり洗う(酢水につけたり、農薬を落とすものを使って)ようにとのこと。

一日最低5ポーションの野菜を摂取すること。1ポーションは茹でた野菜ならご飯茶碗半分程度、生野菜サラダならご飯茶碗1杯程度。できるだけ緑の葉もの野菜をとること。野菜50%、炭水化物25%、タンパク質25%くらいで考えること。

 

その他色々とやること、やらないこと(お酒や冷たい飲み物、冷たい食べ物は控える等)を教えて頂き、漢方やサプリをもらって帰ってきました。

 

2回目は1ヶ月後でした。毎日何を食べたのかを記録して持ってくるように、とのことだったので、毎日記入して持って行きました。できるだけ野菜を食べるようにしますが、5ポーションはなかなか難しいです。まずは意識しただけでも良しとしよう、と前向きに考えました!

MTHFR の結果は、C677T と A1298Cどちらもmutation(突然変異)ありの状態でした。

これがどちらかでもmutationだと、葉酸を体内で使える形にすることがかなり難しい状態です。つまり葉酸サプリをとっても意味がない、むしろ身体にできないことを強いて負担をかけている状態なんです。そこで葉酸ではなく葉酸が体内で変化して使えるようになった形であるメチル葉酸塩(Methyl Folate)をサプリで摂取して行くと良いということで、このサプリが2回目の診察から処方されました。(香港では処方箋なしでサプリとして買えるそうです)

 

また食べた物記録を見て、まだ炭水化物の方が多そうなこと、色々な食べ物を食べているのはいいけれど緑の野菜がまだまだ少ないことを指摘されました。そこでサプリにプラスして青汁的な飲み物(粉状で水やスムージー等に入れて飲む)を出して下さいました。毎日飲みます!夫も!

ちなみにここで出しているサプリや青汁パウダー等も全てオーガニック、植物から作られたものばかりです。

 

1ヶ月くらいではあまり変化は感じませんでしたが、夜中に目が覚めなくなったり、ぐっすり寝た感じは出てきていました。

2回目以降から野菜中心にする食生活が少しずつ少しずつ進んでいったように思います。

2ヶ月後半からスムージーも始め(凍らした物は使わない、常温で飲むタイプ)ました。私は身体が冷えやすいタイプなので、朝一では絶対に飲まない(身体冷える)、暖かい物も飲みつつスムージーを飲むことを意識していました。

3ヶ月頃にはかなり野菜をたくさん取れるようになっていきました。(取れなかったなーという日はまだありますが。。。)

 

 農薬汚染がひどいものリスト

1. いちご

2. ほうれん草

3. ネクタリン

4. りんご

5. 桃

6. 梨

7. さくらんぼ

8. ぶどう

9. セロリ

10. トマト

11. パプリカ

12. じゃがいも

 

農薬汚染がひどくないもの(英語サイトではThe Clean 15となっています)

1. とうもろこし

2. アボカド

3. パイナップル

4. キャベツ

5. 玉ねぎ

6. 冷凍えんどう豆

7. パパイア

8. アスパラガス

9. マンゴー

10. なす

11. メロン

12. キウイ

13. マスクメロン

14. カリフラワー

15. グレープフルーツ

 

 

 

Cycle16 流産後のお休み 専門医受診

前回の記事からかなり時間が経ってしまいました。

現在Cycle19後半です。今周期からトライ再開しています。

 

 下記の診察はCycle16(流産後1回目の生理後)に行ってきました。

 

さてHematology(血液学)専門医の診察を受けに行ってきました。

担当産婦人科医に、習慣流産の専門医の診察を受けてみたいと思っていると言うと、このドクターを紹介してくれました。担当医も意見を聞いてくるといいね、といった感じで紹介してくれたように感じました。

かなり年配のドクターだけど、香港では習慣流産の第一人者とのこと。

 

土曜に予約を取り、夫も一緒に行きました。

ドクター、かなり年配でした!(笑)車いすに座っておられました。

が、現在も現役でご活躍しておられることが学会への出席や論文等の説明から分かりました。待合室に赤ちゃんの写真とThank youレターが飾られていて、ちょっと励みになりました。

 

私はすでに9月末に不育症関連の血液検査を受けていたので、その結果を持って行きました。その結果やこれまでの流産のこと、使ってきたお薬のことを説明しました。

ドクターは検査結果一つずつについて、ゆっくり、じっくりと説明して下さりました。その時はなるほど!!と思っていたのですが、メモもとらずにいると診察後は、始めの方の説明が頭から抜けている・・・という感じでした。夫も一緒に聞いていてくれて本当に良かったです。

 

下記、血液検査結果を元に、ドクターの考えを聞かせて下さいました。

 

①TH1/TH2 Intracellular Cytokine Ratios(TH1/TH2のバランスが良くないと妊娠継続が難しいそうです。「th1 th2 バランス 不妊」で検索すると色々出てきます。)・・・バランス良くない。→Humiraとステロイド、イントラリピッド、IVIGを使用してきた。

→かなりバランスが良くない。ここが私の最大の問題だろうとのこと。Huimraを摂取してきたが、これはリバウンドがあることがある。昨年11月と今年2月の妊娠中の摂取では、このリバウンドによってさらにバランスが崩れたことが考えられる。摂取後3〜4ヶ月作用は続く。摂取時期を考える必要あり。→再度この項目に関して血液検査するよう言われる(2月に摂取したHumiraがどれくらい効いているか知るため)

→次回もIVIGを使うことは勧める。スケジュールは移植前、妊娠判定直後、その後2〜3週間おき。

→TH1TH2再検査を受け、結果やはり高いままでした。ドクターはやはりHumiraが私に合っているとは思えない。もし上手く聞いていれば数値が下がっているはずだが、そうではない。Humiraは今後はやはり使わない方向でいきましょうとのこと。 

 

②Natural Killer Assay Full Panel(ナチュラルキラー細胞について。NK活性細胞と日本では表記するようです。)・・・CD19が基準値を超えていた。→ステロイドの服用

この項目はその他2項目と合わせると数値は100になるように計算されるため、この数値が基準を超えることはあり得ることで、これが高いことにあまり意味はない。

→これに関しては特に何もしなくても良い。

 

③Anti-Phospholipid Antibody Panel(抗リン脂質抗体について)・・・問題無し

④Anti-Nuclear Antibodies(抗核抗体について)・・・陽性→ステロイド服用

→私の数値は100で、正常値上限が99。これくらいであれば、問題ではない。ステロイドも服用しなくて良い。

 

⑤PAI-1 (Plasminogen activator inhibitor type 1) 4G/5G Gene Polymorphism(日本語で見つけることが出来ませんでした。PAI-1 4G/5Gの遺伝子型がどうなっているかによって、血栓が出来やすいかどうかが分かるようです。)・・・血栓できやすい型→メトフォルミン服用と低容量アスピリン服用、Clexane注射(移植後から、または妊娠判明後すぐから)

→メトフォルミンは服用続けて良いでしょう、とのこと。またアスピリンの服用も必要。Clexaneは必要ないでしょう。

 

⑥Lupus Anticoagulant(ループスアンチコアグラント)・・・問題なし

 

上記内容にプラスして、グルテンフリーの食事にしていくこと、また腸に直接届くビタミンC?というのも摂取するように指示がありました。腸内環境とTH1/TH2バランスが関係しているようです。

 

またMTFHRのことを聞いてみました。ネットで調べていて、この検査は私はまだしていなかったので。

先生はしなくてもいいのでは、とのことでした。厳密にいうとこれが正常でない人の方が多いくらいとのこと。追記:これは私の記憶違いの可能性がかなり大きいです!すみません、ドクター!次の記事でもMTFHRのことに触れています。

 

結論としては、

−メトフォルミンは継続する

−IVIG(移植の場合は移植前から)

−アスピリン

 とかなりシンプルになりました。

 

次の記事でNaturopathドクターの診察のことを書きたいと思います。

Cycle15-16 流産後のお休み

流産宣告後、全ての薬を止めるとピタリと出血が止まり、4日間そのままでした。もしかすると内容物を出すためには薬が必要になるかなあと思っていましたが、5日目から出血が始まりました。

上記流産後の出血からの周期をCycle15とすると、Cycle16は流産後1回目の生理からのサイクルになります。

 

流産後1回目の生理の痛みはいつもより少なかったです。

チョコレート嚢腫持ちですが、実はこの流産後の診察で2つ→1つになっていること、サイズも2〜3センチくらいだったのが、1センチ前後くらいになっていることが分かりました。これは嬉しかったです!

痛みが少なかったのは、良い方向に変化が起きていると考えます!!

 

さてCycle16の間に、Haematology(血液学)の専門医で習慣流産含め不育症ケースを専門とするドクターの診察受けに行ってきました。このドクターは、私の産婦人科担当医の紹介です。

また、Naturopathy(自然療法)の専門医で、不妊・不育ケースをたくさん診ておられるドクターの診察も受けに行ってきました。友人が見かけた不育症体験者のコラム(インターネット)に、このクリニック所属のNaturopathドクターの所で治療を受けて来たことが書かれていました。そしてその方はその後無事出産しておられました。

私の身体が100%の状態でないことは感じていたし、薬ではない方法で身体の中からエネルギーを感じるようになるために行ってみようと思いました。

上記クリニック(Naturopathy)は、20分の電話での診察?質問?をしていて、その際に勧められたのは、コラムの方とは違うドクターでしたが、不妊・不育に強い先生とのことで、勧められたドクターにしました。

 

さらに、前回のブログでも書きましたが、日本で不育専門医の診察も受けに行く予定です。これは5月。

 

流産後、体調が回復し心も落ち着いてきて、こういったドクターの予約を取り、また前向きに妊娠のことを考えられるようになっています。

日々の生活やこれからの夫婦での生活のことも、前向きに考えたり受け止めたりできるようになってきています。

 

次は上記の専門医での診察でのことを書いていきます。

 

 

Cycle14 自然妊娠→流産 2

前回の続きです。3月末頃、流産後1ヶ月が経つ頃に書いています。

 

7週0日の診察で流産していることを告げられました。

 

IVIGもやったのに、この週が大丈夫だったら、2回目のIVIGの予定でそしたらもっと安定したかもしれないのに、前回の流産から時間をあけてなかったからこうなったの?何で?何で?何でまたなの?

 

クリニックでは色んなことが頭の中をグルグルして、涙は出ませんでした。どこかで心の準備をしていたようなところもあったのだと思います。

またか。でも自然妊娠できることが分かったのは良かったな。成長していて欲しかったな。でもやっぱり私には無理なのかな。

 

すでに出血はしているし、週数もまだ早いから、自然に出てくるでしょうとドクター。私も今回赤ちゃんや胎盤(作りかけですが)を検査に出すつもりはなかったので、それで良いとうなずきました。

 

薬を全て止めると、なぜかぴたりと出血が止まりました。

本当に不思議でした。この体験から、もしかしてこれらの治療は私にはやり過ぎなのでは?という思いが出てきました。

 

 

家に帰って落ち着いてから泣きました。今回もいっぱい泣きました。

これで私は4回流産を経験したことになります。

もう私のお腹では赤ちゃんは育たないと烙印を押されているような気持ちにもなりました。次妊娠してもうまく行く気が全くしませんでした。でもまだ凍結胚があります。これを移植するには薬代も含めるとかなりの費用がかかります。でも全く上手くいくイメージが湧きませんでした。

 

無能感、価値のない人間という思いも湧いてきました。

ぐっすり眠れない、食欲も無い状態になりました。

 

ホルモンの影響でこういう状態になっていると自分に言い聞かせつつ、これまでの流産後もそうだったように、時間とともに心も身体も回復してくると信じてひたすら待ちました。

 

流産宣告から1ヶ月が経ち、上記のような状態は脱していますが、今度の妊娠で上手くいく!というイメージはまだ持てていません。今すぐに妊娠してもまた同じことを繰り返すと思います。

 

そこで、香港の血液/免疫学の専門医の予約を取り、日本の不育症治療で有名な新横浜のSウィメンズクリニックの予約を取り、心と身体を総合的に診て、必要であれば運動や栄養面からのアドバイスや処方もしてもらえるというNaturopathドクターの予約も取りました。友人に勧められたカイロプラクティックも行き始めました。

納得してやりきったといえる状態にしたいと思います。4月、5月はそういったドクターやクリニックの診察を受け、移植するにしても自然妊娠を目指すにしてもすばらく時間をあけようと思います。

 

Cycle14 自然妊娠→流産 1

Cycle14は12月の流産後、1回目の生理からのサイクルでした。

1月初旬に生理が来て、実はこの周期で妊娠しました。でも再度流産。

どこから何を書いて、何をするのか、というか何もできない、ぐちゃぐちゃの状態でした。

 

前回のブログで2回目の生理を待っていると書きましたが、数日たっても来ないこと、また妊娠していた時の症状の内、”ご飯を食べると身体がかなり熱くなる”という症状があったので、もしかして?と思って妊娠検査薬をするとくっきり陽性でした。

 

自然妊娠をしたわけです。このタイミングで。そうか、やっぱりこういうこと(採卵や移植をしていても合間に自然妊娠をする)ってあるんだ!それが自分におきるとは!と驚いていました。そしてもちろん嬉しかったです。毎回妊娠すると思いますが、今回こそ!この命こそ育ってくれる!だから神様が与えて下さった!と思いました。

 

もちろん「またダメかもしれない」という心配と恐怖もありました。もうこういう気持ちと嬉しさが半々なんていうことはなく、むしろ心配の方が相当大きかったです。その気持ちだけになるのも良くない、というのは分かっているので、意識して「大丈夫、きっと大丈夫」と言葉にして言っていたものです。

 

陽性だったその当日にクリニックに行って、とりあえずHCGレベルの検査をしました。

762でした。この日からアスピリン、ステロイド、Clexane注射、プロゲステロン膣剤開始です。プロゲステロン値は21.4のため、注射は必要ないとのこと。

 

この時点で4週3日(生理開始日からの計算)。

 

そして2日後再度HCG検査。結果1369と順調な伸び具合。ということでIVIGをすることになり、その日のうちに点滴に行ってきました。

 

5週目に入った日曜のお昼頃少量ですが出血がありました。私は妊娠時いつも出血がどこかの段階であります。前回妊娠時の出血はほとんどなかったですが、それでも少しだけありました。

すぐにベッドで横になり、そのまま午後を過ごしました。その日は日曜だったこと、出血が少量だったこともあり、翌日月曜の朝診察を受けにいきました。

 

診察で胎嚢が確認できました。出血も止まり茶おり程度でした。

プロゲステロンの追加補充の注射スタートと、HCG1500単位の注射を3日おきに打つことになりました。

 

そしてその3日後の午後、再度出血。今度はどんどん量が増えていきます。腹痛も始まってしまいました。夜は痛み止め(妊娠時も大丈夫と言われてて、ドクターから処方してもらっていた薬)を飲まないと耐えられない程でした。Clexanストップ(次出血したら止めるように言われていた)。

 

翌日の朝一で診察(6週0日)。もうダメ、また流産だったんだと思って受診しましたが、何と心拍を確認できたのです。止血のためのお薬(トランサミン)をもらい、絶対安静で1週間過ごすように言われました。心拍は確認出来たけれど、胎児の大きさはかなり小さく、心拍も弱めとのこと。それでも心拍は見えたんだから、流産はしていないよ!とドクターに言われました。

 

ネットで検索し、妊娠初期の大量出血は絨毛膜下血腫である場合が多いということで、私もこれに当てはまるのかなと思いました。(そう診断されたわけではなく、私が勝手にそう思っているだけでした。)出血をしても大丈夫だった!というネット情報を読んで、私もそうでありますようにと願いつつ過ごしました。

この時点では、こんなに出血しているのに大丈夫だなんてとっても強い子なんだな、このまま頑張って!と祈っていました。

 

出血は止血剤を飲むと少しずつ減り、2日程で茶おり程度にまでなりました。出血が減ったら薬の量を減らすように言われていたので、2錠x3回だったのを少し減らすと2日後にはまたいっぱい出血したので量を戻し、翌朝にはまた茶おり程度になり、また午後いっぱい出血、のような感じでした。

 

心拍確認から1週間後(7週0日)、ドキドキしつつ診察に行きました。そして心拍がないこと、赤ちゃんのサイズが大きくなっていないことが確認されました。。。

流産です。

流産後 お休み周期 次回の移植時の治療(IVIG)

前回のブログの後数日で流産後1回目の生理がきました。

量も痛みも妊娠前とかわらなかったのでホッとしました。

流産からの周期をCycle13とすると、この周期がCycle14となります。

 

Cycle14に入ってしばらくすると、ドクターから直々に電話を下さり、掻爬手術時に検査に出した結果が出ていることを教えてくれました。

結果は胎児には染色体異常はなく、また男の子だったとのことでした。この結果から、私の免疫異常によって赤ちゃんが排出されたことが確実となったわけです。

ドクターは次の移植時には、イントラリピッドではなくIVIG(免疫グロブリン大量療法)をしようとのことでした。

電話だったので、ひとまずそこまで教えて下さり、また機会をみて診察(説明を聞いたり質問をしたりするため)に来て下さいとのことでした。

 

妊娠中も胎動を感じるなんてまだまだ先の本当に初期の妊娠だったので、あまり実感がありませんでしたが、「赤ちゃんは男の子だったよ」という一言はすごくリアルで、また私の中に男の子の赤ちゃんが本当にいたんだという嬉しさと同時に失った悲しさも襲ってきました。

 

診察には夫も一緒に行きました。

一応流産後の超音波をもう一回、とのことで超音波で子宮や卵巣の状態を診て下さいました。元に戻っており、問題ない状態であることをこの日も確認できました。

そして次回の移植時の治療についてです。やはり先生はIVIGを勧めるとのことでした。

 

IVIGについては、リプロダクションクリニック大阪の松林先生のブログに記載があります。

 

松林先生のブログにも1回20万円とありますが、香港でも高額です。私の通っているクリニックでは1回20,000香港ドルです(私が香港に来た頃は1ドル10円位だったので、そうすると同じくらいですが、現在1ドル14〜15円なので、これで換算すると日本よりかなり高いことになります)。

 

高いけれど可能性があるなら試してみたい、だけど高いからこそ期待もしてしまうし、うまく行かなかった時のダメージも大きくなる。

高い治療なら、グレードのかなり良い胚の移植時にやりたい。現在残っている胚は2つあり、どちらも6日目の胚盤胞で、Expanded BB(4BB)とExpanding B+A(3B+A)です。

前回がExpanded AA(4AA)の移植だったので、ドクターはそれから見ると残りは少しグレードが落ちるとのこと。

それでも胚盤胞だし悪いわけではないので、私はこれらを移植してIVIGをしてみたらどうかなと思いました。

しかし夫は採卵も視野に入れているようでした。

決断したら採卵をするにしても移植をするにしても、Day1でクリニックに電話しその後の予約をとるようにとのことでした。

 

IVIGの可能性のこと、採卵したら移植はかなり先になること、採卵したら良いグレードの胚を移植できること、経済的なこと、自分たちはどうしたいのか、ゆっくりじっくり話し合いました。

幸いなことに、香港は旧正月のお休みがあったので、ゆっくり話し合うことができました。

 

私も色々考えました。本当に色々考えました。今私の中では、次回がダメだったらそれで全ての治療を終えてもいいかなと思いました。それを今決める必要はないし、気持ちが変わることもあるので、近い将来何と言っているかはわかりませんが・・・

 

今は流産後2回目の生理を待っているところです。

ドクターはこの周期に移植をしても良いと言っていますが、もう1周期お休みして3月に移植の予定でいきたいと思っています。