Cycle16 流産後のお休み 専門医受診
前回の記事からかなり時間が経ってしまいました。
現在Cycle19後半です。今周期からトライ再開しています。
下記の診察はCycle16(流産後1回目の生理後)に行ってきました。
さてHematology(血液学)専門医の診察を受けに行ってきました。
担当産婦人科医に、習慣流産の専門医の診察を受けてみたいと思っていると言うと、このドクターを紹介してくれました。担当医も意見を聞いてくるといいね、といった感じで紹介してくれたように感じました。
かなり年配のドクターだけど、香港では習慣流産の第一人者とのこと。
土曜に予約を取り、夫も一緒に行きました。
ドクター、かなり年配でした!(笑)車いすに座っておられました。
が、現在も現役でご活躍しておられることが学会への出席や論文等の説明から分かりました。待合室に赤ちゃんの写真とThank youレターが飾られていて、ちょっと励みになりました。
私はすでに9月末に不育症関連の血液検査を受けていたので、その結果を持って行きました。その結果やこれまでの流産のこと、使ってきたお薬のことを説明しました。
ドクターは検査結果一つずつについて、ゆっくり、じっくりと説明して下さりました。その時はなるほど!!と思っていたのですが、メモもとらずにいると診察後は、始めの方の説明が頭から抜けている・・・という感じでした。夫も一緒に聞いていてくれて本当に良かったです。
下記、血液検査結果を元に、ドクターの考えを聞かせて下さいました。
①TH1/TH2 Intracellular Cytokine Ratios(TH1/TH2のバランスが良くないと妊娠継続が難しいそうです。「th1 th2 バランス 不妊」で検索すると色々出てきます。)・・・バランス良くない。→Humiraとステロイド、イントラリピッド、IVIGを使用してきた。
→かなりバランスが良くない。ここが私の最大の問題だろうとのこと。Huimraを摂取してきたが、これはリバウンドがあることがある。昨年11月と今年2月の妊娠中の摂取では、このリバウンドによってさらにバランスが崩れたことが考えられる。摂取後3〜4ヶ月作用は続く。摂取時期を考える必要あり。→再度この項目に関して血液検査するよう言われる(2月に摂取したHumiraがどれくらい効いているか知るため)
→次回もIVIGを使うことは勧める。スケジュールは移植前、妊娠判定直後、その後2〜3週間おき。
→TH1TH2再検査を受け、結果やはり高いままでした。ドクターはやはりHumiraが私に合っているとは思えない。もし上手く聞いていれば数値が下がっているはずだが、そうではない。Humiraは今後はやはり使わない方向でいきましょうとのこと。
②Natural Killer Assay Full Panel(ナチュラルキラー細胞について。NK活性細胞と日本では表記するようです。)・・・CD19が基準値を超えていた。→ステロイドの服用
この項目はその他2項目と合わせると数値は100になるように計算されるため、この数値が基準を超えることはあり得ることで、これが高いことにあまり意味はない。
→これに関しては特に何もしなくても良い。
③Anti-Phospholipid Antibody Panel(抗リン脂質抗体について)・・・問題無し
④Anti-Nuclear Antibodies(抗核抗体について)・・・陽性→ステロイド服用
→私の数値は100で、正常値上限が99。これくらいであれば、問題ではない。ステロイドも服用しなくて良い。
⑤PAI-1 (Plasminogen activator inhibitor type 1) 4G/5G Gene Polymorphism(日本語で見つけることが出来ませんでした。PAI-1 4G/5Gの遺伝子型がどうなっているかによって、血栓が出来やすいかどうかが分かるようです。)・・・血栓できやすい型→メトフォルミン服用と低容量アスピリン服用、Clexane注射(移植後から、または妊娠判明後すぐから)
→メトフォルミンは服用続けて良いでしょう、とのこと。またアスピリンの服用も必要。Clexaneは必要ないでしょう。
⑥Lupus Anticoagulant(ループスアンチコアグラント)・・・問題なし
上記内容にプラスして、グルテンフリーの食事にしていくこと、また腸に直接届くビタミンC?というのも摂取するように指示がありました。腸内環境とTH1/TH2バランスが関係しているようです。
またMTFHRのことを聞いてみました。ネットで調べていて、この検査は私はまだしていなかったので。
先生はしなくてもいいのでは、とのことでした。厳密にいうとこれが正常でない人の方が多いくらいとのこと。追記:これは私の記憶違いの可能性がかなり大きいです!すみません、ドクター!次の記事でもMTFHRのことに触れています。
結論としては、
−メトフォルミンは継続する
−IVIG(移植の場合は移植前から)
−アスピリン
とかなりシンプルになりました。
次の記事でNaturopathドクターの診察のことを書きたいと思います。