新しい命と私たちの記録

結婚して5年が経ちました。新しい命を待ち望み香港で不妊治療中

Cycle 9〜11 お休み周期 不育症検査

長い間ブログを放置していました。

現在移植周期に入っています。移植は来週10月26日です。

 

前回の移植後、陽性判定でしたが、その後完全流産。

通常の生理を2回見送って、3回目の生理から移植サイクルに入ろうと予定していました。

 

サイクル9は、流産の出血からのサイクル。

サイクル10と11がお休みサイクル。

 

サイクル11から移植でもいいよとドクターは言ってくれたのですが、不育症の検査を考えていたこと、気分転換に日本に一時帰国したいとも思っていたので、このサイクルもお休みしました。

 

不育症検査に関して、また今後の計画についてドクターの意見も聞きたかったため、夫と一緒に一度診察(相談のみ)に行きました。

不育症検査はこのクリニックでは、immunology test(免疫学検査)と呼んでいました。日本で詳しく検査するのとほとんど変わらない検査でした。値段は格段にこちらの方が高いようです・・・ 

 

ドクターは私の免疫に関して調べるためにはimmunology testをすることができ、胚に関しては着床前診断に出すことで、染色体異常のある胚を移植せずに済む分、妊娠率/妊娠継続率をあげることができるとお話しして下さり、それぞれについて詳しく説明してくれました。

胚の検査に関しては、たくさん検査しても数個検査しても値段はかわらないそうです。

 

習慣流産は2回異常の流産をした場合で、その時は上記を調べるよう勧めるけれど、私の場合は2回。アメリカでは2回から調べているとのこと。ドクターは調べてもいいし、調べなくても良いという見解でした。

 

先生のお話しと夫婦での話し合いから、今回immunology testのみ受けることにしました。

 

内容は

①TH1/TH2 Intracellular Cytokine Ratios(TH1/TH2のバランスが良くないと妊娠継続が難しいそうです。「th1 th2 バランス 不妊」で検索すると色々出てきます。)

②Natural Killer Assay Full Panel(ナチュラルキラー細胞について。NK活性細胞と日本では表記するようです。)

③Anti-Phospholipid Antibody Panel(抗リン脂質抗体について)

④Anti-Nuclear Antibodies(抗核抗体について)

⑤PAI-1 (Plasminogen activator inhibitor type 1) 4G/5G Gene Polymorphism(日本語で見つけることが出来ませんでした。PAI-1 4G/5Gの遺伝子型がどうなっているかによって、血栓が出来やすいかどうかが分かるようです。)

⑥Lupus Anticoagulant(ループスアンチコアグラント)

です。

ドクターのクリニックでは、上記プラス

−TSH

−Vitamin D

もありますが、私はTSHは既に調べていたので今回は必要なし、ビタミンDは調べてもいいけど、サプリで補えばいいから受けなくてもいいよ、とのことで受けませんでした。

 

上記検査は流産後6週間以上経っていないとできないとのこと。

私は6週頃から日本語と英語で調べ始め、10週の時に採血しました。(上記を一気に検査したので、採血は大中小異なる入れ物ですが、17本か18本程採血しました。)

 

結果は丁度移植サイクルがスタートする直前に届き、移植サイクル最初の診察で説明を受けることができました。治療はそこからで問題ないとのこと。でもかなりの項目にひっかかり、薬も注射もあれこれする必要がありました。

 

①バランスが良くない。免疫抑制剤で治療します。

②ナチュラルキラー細胞のCD19が高かったです。NK Cellの数値が良くない人には、TH1/TH2のバランスが良くない人が割といるそうです。私もそのタイプ。

上記①②に関して、免疫抑制剤であるヒュミラ(Humira)とイントラリピッドインフージョン(Intralipid Infusion)で治療します。日本ではヒュミラでなくプログラフの名前を見かけました。

 

③抗リン脂質抗体は、どれも問題なかったです。

④抗核抗体は陽性でした。経口でステロイド(プレドニゾロン)を服薬します。

⑤血栓ができやすい型でした。。。メトフォルミンという糖尿病の方に使うお薬を服用します。またClexane(ヘパリンのような注射)と低容量アスピリンも使用します。

⑥問題なかったです。

 

どれか一つは問題あるかなくらいに思っていましたが、こんなにあるとは正直思っておらず、少なからずショックでした。そりゃ妊娠継続できないよ・・・、もっと早く調べていれば、もしかすると2回目の流産は経験しなくても良かったかもしれない、という思いも出てきました。

 

でも現実は、今回調べたのが私たちにとっての「一番早いタイミングでの検査」です。今回調べて対応できる状況になったことは本当に良かった、今後に期待しようという気持ちも同時にありました。