新しい命と私たちの記録

結婚して5年が経ちました。新しい命を待ち望み香港で不妊治療中

Cycle8 移植(ホルモン補充)③ 移植日

今日はBT6。

現在は判定待ちの状態です。

 

移植サイクルのことを日をさかのぼって最初から書いています。

昨日はDay3初期胚6つを月曜(移植日前々日。移植日を受精後5日目とするので。)に融解→培養して頂くことに決め、培養を開始してもらったところまででした。

今日は移植日当日のお話しからです。

 

移植日当日

朝IVFセンターから連絡が入りました。ちょっとオフィスを出て電話に出ました。(移植は午後だったので、午前中は仕事に行きました。)

ここへきて移植時間やセンター到着時間のリマインドかな?と思うくらい、培養結果の電話報告があることは頭から抜けていました。それより私はいつからトイレに行かないでおくべきか、の方に意識がいっていました。

看護師さん「6つの胚の培養状況ですが、」と聞いて、あー!そうだ!と思い出しました。一瞬のこと。続けて「二つ胚盤胞になりました。」まで聞いて、ほーーーっと一安心。グレードは、

①ExpandedBA 日本だと4BAでしょうか。拡張期胚盤胞です。

②ExpandingB+A 日本だと3B+Aでしょうか。

どちらも5日目胚盤胞です。

看護師さん「どうしますか?これのどちらかを移植?それとも凍結してあるExpandedAAを移植?」

私「二つ移植すると決めています。今回の胚盤胞と凍結してある6日目の胚盤胞の内、どれが一番クオリティーが高くなりますか?」

看護師さん「うーん。それはラボに聞いてみないとわからないけど、二つ移植するならこれにしましょう!迷う必要ないと思うわよ。」

私「ですね。じゃあこの二つを移植します。お願いします!」

すぐに夫に電話し状況を伝える。夫も今回培養してできて胚盤胞を二つ戻すことに同意。

 

移植は15:30の予定、30分前にセンターに来て下さいと言われていました。

15:00 センター到着。すでに80%くらいの膀胱満タン率。

ID確認をしたり、手首につける患者識別のためのリストバンドを確認したり、血圧はかったりしてからRoom3へ。水をのみ続ける。

15:10 お部屋で着替える。採卵のときと同じ術着。上は脱がなくても良いようでしたが、私はワンピースで行ったので脱いでキャミ&ブラはつけたままで術着を着る。紙パンツにはきかえる。靴下も履き替える。ヘアキャップは直前までつけなくていいので持っておく。

 

15:20 じゃあ手術室に移動しますねと言われついて行く。採卵の時と同じ部屋。セッティングが採卵時よりシンプル。何がっていうのは機械のことなので分からず言えないですが・・・

暖かいブランケットをかけてくれる。パンツを自分で脱ぐ。両足(膝下全て)を固定される。

すぐにドクター登場。私の担当ドクターは話しやすい気さくなジョークもよく言うドクターですが、採卵の時も今回の移植の時も手術室のものものしい感じにもこれから行われる処置にも緊張している私をリラックスさせるようないつも通りの気さくなドクター。

フルネームとIDナンバーで本人確認ですが、私はID ナンバーを覚えられていないのです。今回は半分覚えていましたが、「ダメー、移植できなーい!」と言って(本気ではないです。おもしろおかしく言います。)周りを笑わせます。「じゃあ誕生日」ちゃんと言えると、「OKじゃあ移植しよう」と。

 

移植する胚をモニター(患者に見える位置にモニターがあります)で見せてくれました。大きめの胚とそれより一回り小さい胚の二つです。大きい方が4BA(ExpandedBA)、小さい方が3B+A(ExpandingB+A)とのこと。

培養士?看護師?より「アシステッドハッチングは必要がなかったのでしていません。すでに孵化を初めている状態になっているからです。」とのこと。

これっていいことよね?そうだよね?すごいすごいー!と私は心の中で喜びつつ移植に入りました。

 

15:30丁度から始まりました。

超音波のジェルを下腹の上に出し、下腹を超音波でぎゅーっと押さえて子宮内を見て行きます。超音波も下からだと思っていたので、このぎゅーっとに耐えるのがもう大変大変!!!膀胱はほぼ100%です。押されたらでるーっていう状況の中、必死で耐えます。ドクターは器具を入れて行きます。管も問題なく入り、培養士さんに合図、胚の入った管?が運ばれてきます。そしてモニターをみつつ良い位置に起きます。先生も「この白く見えるのが置いた所ね。いい位置に置けたよ。」と言ってくれました。

 

あー良かった!と同時に、あとどれくらい寝たままかな?めっちゃトイレ行きたいー!という状態でした。

 

ドクターは手術室内のテーブルで書類に記入。お薬の指示。

ドクター「アスピリン飲んでるよね?」

私「はい。毎朝1錠飲んでます。」

ドクター「血液の流レを良くする注射を追加しておくね。毎日お腹に打ってね。」

私「はい。」

ドクター「この2〜3日で着床するから、その間はtake it easyで過ごしてね。」

私「はい。」

ドクター「病欠の用紙はいる?」

私「仕事もしない方がいいんですね?!じゃあ、はい、下さい!」

 

ドクター書類記入を終え、「Good Luck!」 と言うのと同時に、私もドクターも部屋を出ました。

私は看護師さんが持って来て下さったRoom3のベッドに移動(ベッドからベッドへ)して、寝たままの状態で移動。

手術室を出たのが15:40。移植は早いな〜と思いました。

 

いつトイレに行ってもいいのかなと思いつつ、必死で尿意を我慢。

もう無理〜となって部屋から顔を出して看護師さんに聞いてみたら、「もう行っても大丈夫ですよー」とのこと。やっとスッキリできました。

 

お手洗いから戻ると夫が到着していました。

夫には注射の仕方を看護師さんから直接聞いて欲しかったので、その時間だけ仕事を抜けて来てもらいました。

無事教えてもらえました。そして毎日注射してくれています(おしりにするのだけ)。

 

この日に打った注射は以下の通り。

①hCG(Pregnyl) 1500IU おしり

②プロゲステロン(Gestone)1ml おしり

③(Clexane) 0.4ml お腹(血の流れを良くする注射)

 

16:30にはお支払いを済ませセンターを出ました。

何となくお腹に手が行きます。着床してくれますように!

頑張れ〜

 

移植日の翌日、センターから電話が入りました。何かな?と思っていたら、実はもう一つも成長中だったようで、Day5の時点(移植日)では胚盤胞に至っていなかったので様子を見ていましたが、Day6で成長が止まってしまいましたとのことでした。残念ですが仕方ないです。今はお腹にいてくれる子達を信じて待とうと改めて思いました。